日本モーターパーツ(mopa) 府販新入会の記事が掲載されました【商魂に記事掲載】
2014年5月20日
【大阪府自動車部品販売組合会報「商魂」に記事掲載】日本モーターパーツ(mopa) 府販新入会の記事が掲載されました。
バイク部品の日本モーターパーツ(村井基輝社長)が府販組合に加入した。同社は昭和29年(1954年)、大阪市の鶴橋で自転車店を開業し、その後、バイク部品・自動車部品の販売を開始した「鶴橋部品」が日本モーターパーツの始まり。
創業者は現社長の祖父 村井吉夫氏。その後、2代目の父村井達司氏が扱いをバイク部品に特化し、社名を現在のものに変えた。その流れを2004年に3代目現社長村井基輝氏が受け継ぎ、現在の体制に繋げた。
「祖父が立ち上げた鶴橋部品は地味な商売ぶりだったが、堅実そのもので私が引き継いだ当時、大きい借金などは皆無だった」と現社長基輝氏は振り返る。
というのも、同氏は音楽ビジネスから某大手通信ビジネス系のファンドビジネスで若くして大資本を動かす経験を重ねてから父君の店に帰ってきたからだ。
「派手なベンチャー企業のファンドを扱う仕事から一転して父のバイク部品業を継ぐことになったので始めは戸惑いもありました」と苦笑いする。
父の店に帰ってからまず手がけたことは全国の500社あまりのバイク整備工場を実際に訪問することだった。現場を見て次を考える姿勢だった。
「現場の雰囲気に触れて大きいショックを受けました。というのも『配達が遅い』、『値段が高い』と一生懸命働いても次から次へと厳しい声がお客様から降りかかってきます。これはなんとかしなくてはと思った」という。
そこで自社のあり方を根本的に見直し、基本の部分を徹底して現代風に仕立てなおした。
「派手なベンチャービジネスで大資本を動かしても大きな損失を出せば無意味な商売になってしまう。だが地味なバイク部品の販売で基礎がガッチリ安定した形なら、その基礎を現代風に徐々に拡大していけば絶対に儲かる」というもの。
オートバックス系のライコランド、コシダテック、NAPS、ドライバースタンドなど日本の代表的な二輪バイク部品用品店に部品を納入する同社に急成長させている。
要するに〔斜陽な産業をイノベーションして、内に潜む日本古来の堅実さを開花させる〕という起業家発想が認められ、村井氏は関西学院大学で非常勤講師として招聘され、若者に呼びかける。
大阪府自動車部品販売組合の新会員になったことをきっかけに、自動車販売事業者各位に、できればバイク部品の販売で商材拡大を図り商機を手にしてもらいたいと考えている。39歳。
(記事より抜粋)